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エコパーク論所原は、人と自然との共生を考えていただく機会を提供する自然とのふれあいの場です。園内には季節ごとの野草が咲き、多くの野鳥が訪れます。また、園内の林には野うさぎなどの小動物も棲息しています。園内には、このような自然とふれあって頂くための遊歩道があります。

エコパーク論所原は、昭和9年に日本初の国立公園に指定された雲仙天草国立公園の中にあります。昔から自然が大切に守られてきた雲仙は、まさに自然の大図鑑。野鳥や高原植物の宝庫です。エコパーク論所原はこの大切な自然を守り伝えるために、自然との共生と循環型社会の推進を目指して運営されています。

人と自然との共生をめざして

雲仙地域は、有明海から雲仙までの標高差により、多様な自然環境が育まれています。この豊かな自然環境を確実に保存していくためには、人と自然の豊かな交流を保つことが必要です。未来のこどもたちには、この豊かで多様な自然環境を享受する権利があります。そのために私たちは、今日のすばらしい自然環境を未来へつなげる義務を果たさなければなりません。

循環型社会の推進をめざして

 

エコパーク論所原は自然との共生と循環型社会の推進を目指しています。

生物多種性の保全や自然とのふれあいの推進のためには、現在残されている貴重な自然を保全するとともに、雑木林や農耕地などの身近な自然を適切な方法で保全することも大切です。 エコパーク論所原の園内には、自然環境教育のフィールドとしての、里山と農園があります。

多種多様な動植物を保存し、人と野生生物の共存を図っていくためには、野生生物の生息環境の保全、乱獲の防止、絶滅のおそれのある主の保護増殖などさまざまな取り組みが必要です。エコ・パーク論所原では、園内に生息する絶滅のおそれがある蝶を守っています。

循環型社会とは、有限である資源を効率的に利用するとともにリサイクルなどによって、エネルギーを持続可能な形で循環させながら利用していく社会のことです。わが国では循環型社会形成推進基本法により、循環型社会の推進が図れており、エコ・パーク論所原では循環型社会の基本理念をご理解いただけるよう、廃食油をディーゼルエンジンの燃料としてリサイクルするBDF装置を設置し、エネルギーの循環を学習していただけるようになっています。 また、エコ・パーク論所原では、園内で発生した生ごみをたい肥化し、園内農園の肥料として活用しています。BDF生成過程で発生する洗浄廃液に含まれるカリウムも肥料の原料として活用しています。

エコ・パーク論所原のテーマは環境。このため施設内にさまざまな工夫をしています。自然エネルギーの活用によるCO2抑制のために、太陽光発電システムを導入しています。また、キャンプ場のシャワーには太陽熱温水器を使用するとともに、園内に雨水を貯水する地下タンクを整備し、農園のため水に使用するなど、環境に配慮した施設づくりに努めています。

太陽光発電でCO2の排出を抑えます

自然とのふれあいの場

野生生物の保護

多様な自然環境の保全

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